応募作品・大賞作品
art
一般部門 /第31回
No.18 /一般部門 /第31回
あかりアート大賞
夢の中へ。
名倉 奈央子
- 作品へ込めた思い
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数え切れないくらいの薄い和紙の破片が、光を通した時にあらゆる方向に重なることで生む陰影を表現したかった。
全体の形状は、本物の枕のようなふんわりとした形を表現したかった。
和紙のハギレを細かくカットしたものを大量に使用することにこだわった。表面に極薄の和紙を使用した。
- 審査員コメント
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有機的な形が多く見られる応募作品の中でも、限りなくシンプルな造形が目を引いた。
実際の枕同様に縫製され、ふっくらとした布の質感を感じる仕上がりも魅力となっている。
さまざまな和紙を使用し、光源を感じさせないよう繊細な工夫が施され、タイトル通り、
夢の中へ引き込まれるような完成度の高い作品である。(審査員 高橋 理子)
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一般部門 /第31回
No.59 /一般部門 /第31回
あかりアート賞
和
太田 千明
- 作品へ込めた思い
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提灯から得た美しさから出来た作品です。
- 審査員コメント
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竹ひごと和紙との編み込みで美しいフォルムをつくりだしている。
また竹ひごの影と和紙により創り出される陰影から、美濃和紙の美しさが引き出されている。
上部の竹ひごの束ね方や、和紙の継ぎ目の位置なども工夫すると、さらに洗練された作品となったのではないかと感じた。(審査員 柴崎 幸次)
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一般部門 /第31回
No.78 /一般部門 /第31回
あかりアート賞
颯佑
片桐 敏雄
- 作品へ込めた思い
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颯佑の穏やかな表情とフサフサした毛並みが、何とかして表現できないかとこだわりました。
- 審査員コメント
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動物の具体的な造形に対して、和紙を使った質感の表現にたいへんな工夫がある。
毛並みや尾の質感を分け、和紙の柔らかさや温かみを感じさせるとともに、和紙を
撚ることによる強さや硬さも表現されている。
透光性は和紙独自のものであり、布やフエルトでは光を透過しないため、和紙独自の
表現といえる。
おそらく愛犬をモデルにしていると思うが、愛情が感じられる作品である。(審査員 堀木 エリ子)
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一般部門 /第31回
No.133 /一般部門 /第31回
ライトアップ賞
物語 ガ 始マル
イソノ レイコウ
- 作品へ込めた思い
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和紙による造形で表現。(光源部分と足は木ですが)
- 審査員コメント
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和紙の柔らかさを競う大きな傾向にあってこの作品は珍しく固定された形体と
ハンドエッジのカッティングに他に見られない新鮮味がある。
底辺の部分では逆に和紙の柔軟なシワの柄も美しい。(審査員長 古川 秀昭)
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一般部門 /第31回
No.60 /一般部門 /第31回
ライトアップ賞
彩雲
倉橋 豊
- 作品へ込めた思い
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華やかな彩りを持った雲のイメージに変化を添えようと、数種類の和紙で三角柱等の細かなパーツを組み上げながら、流線型による立体感を持たせた作品となるように心掛けました。
- 審査員コメント
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立体的なパーツである三角柱と、平面的なパーツを組み合わせており、少し彩りが感じられることもおもしろい。
ベースに金属の風のシートを使い、遊び心のある組み合わせで映り込みを意識して彩雲を
表現している。ものづくりの楽しさが伝わる作品で、好感が持てる。(審査員 堀木 エリ子)
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一般部門 /第31回
No.81 /一般部門 /第31回
ライトアップ賞
母
金城学院大学 翼
- 審査員コメント
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どこまでも広がって行くような力強さに目を奪われた。
造形的にも大変バランスが良く、神秘的で美しい。
和紙の柔らかさとしなやかさの中に、荒々しい強さも共存させており、そのコントラストが大変印象的な作品である。(審査員 高橋 理子)
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一般部門 /第31回
No.79 /一般部門 /第31回
ライトアップ賞
命のゆりかご
中木 智恵美
- 作品へ込めた思い
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和紙の美しい繊維を生かしたいと考えて、和紙をちぎったときの毛羽立ちがきれいに揃うよう工夫しました。落水紙の独特な模様が美しく照らされるように和紙同士の重なりにこだわりました。
- 審査員コメント
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落水紙を使用し鱗のようなグラデーションを重ね、丸い立体として仕上げた作品。
和紙の重ね合わせのグラデーションと焦げ色グラデーションが美しい。
美濃の町並みを生かすあかりのことを考えると、もう少しサイズが大きくてもよかったのかと感じた。(審査員 柴崎 幸次)
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一般部門 /第31回
No.65 /一般部門 /第31回
ライトアップ賞
不完全
牧岡 那真(拓殖大学)
- 審査員コメント
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「不完全」という「完全」を越える響きのあるタイトルもすばらしい。和紙の持つ特質、とりわけやわらかさと透明感を活かす造形感覚が作品の強さになっている。また明かりがついても消されても、それぞれにまるで台風のような凄みを内に秘められている。(審査員 古川秀昭)
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一般部門 /第31回
No.160 /一般部門 /第31回
入選(一般部門)
凍てつく朝
多田 大晟
- 作品へ込めた思い
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箱の側面は雪のような軽くて柔らかい和紙の灯りを表現した一方、対照的に霜柱のような鋭い灯りをアクリル棒に和紙を巻くことで表現した。
- 審査員コメント
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コンパクトながらも、モダンでシャープな姿が目を引いた。美濃の昔ながらの街並みの中でぜひ見たいと思わせる作品である。
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一般部門 /第31回
No.116 /一般部門 /第31回
入選(一般部門)
影の輪
松本 裕子(拓殖大学)
- 作品へ込めた思い
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光によってできる影に注目して製作しました。紙糸で輪を作り、糸どうしの間隔を変えたり、着色することで明かりをつけた際の光の通り方が変わり濃淡のある影の輪が模様として現れるように作りました。
- 審査員コメント
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美濃和紙と様々な色の和紙糸を配置した作品。おおらかで優しいあかりの表現である。
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一般部門 /第31回
No.114 /一般部門 /第31回
入選(一般部門)
白日
増田 龍聖(拓殖大学)
- 作品へ込めた思い
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こだわった所はライトを置く位置です。表現したかったことは時間の経過による儚さです。
- 審査員コメント
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作者の意図とは全く異なる和紙が勝手に作り上げる表情による作品。
それが作者の個性となっている。
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一般部門 /第31回
No.111 /一般部門 /第31回
入選(一般部門)
結晶
中村 一太(拓殖大学)
- 作品へ込めた思い
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この作品は、光のグラデーションを意識して作りました。和紙を1枚ずつずらして貼ることでグラデーションが生まれ、柔らかい光を表現しています。
- 審査員コメント
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シンプルな形と和紙を重ねることで生まれた繊細なグラデーションのバランスが美しい作品である。
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