応募作品・大賞作品
art
一般部門 /第31回
No.18 /一般部門 /第31回
あかりアート大賞
夢の中へ。
名倉 奈央子
- 作品へ込めた思い
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数え切れないくらいの薄い和紙の破片が、光を通した時にあらゆる方向に重なることで生む陰影を表現したかった。
全体の形状は、本物の枕のようなふんわりとした形を表現したかった。
和紙のハギレを細かくカットしたものを大量に使用することにこだわった。表面に極薄の和紙を使用した。
- 審査員コメント
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有機的な形が多く見られる応募作品の中でも、限りなくシンプルな造形が目を引いた。
実際の枕同様に縫製され、ふっくらとした布の質感を感じる仕上がりも魅力となっている。
さまざまな和紙を使用し、光源を感じさせないよう繊細な工夫が施され、タイトル通り、
夢の中へ引き込まれるような完成度の高い作品である。(審査員 高橋 理子)
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一般部門 /第30回
No.26 /一般部門 /第30回
あかりアート大賞
光の入物
後鳥 勝則
- 審査員コメント
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後鳥さんの大賞は最初の審査で満票を集め文句なしの受賞となった。多くの作品の中で、後鳥さんの「光の入物」が特別な目新しさがあったわけではない。ただその全体のおおらかな形体と内側からの光による和紙の特質の現れ方が絶妙である。
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一般部門 /第29回
No.157 /一般部門 /第29回
あかりアート大賞
ホシノヨミガエリ
加納 英香
- 審査員コメント
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優雅な空気感とともに、植物のような生命力を感じさせる存在感が目を引いた。ふんわりと折り畳まれることで生まれたボリューム感と、捻るという行為から生まれた有機的な表情が魅力的である。和紙と戯れる中で生まれたであろう表現が、和紙への愛を感じさせる。和紙が作り出す表情の多様さを再認識させてくれた高いオリジナリティが評価された。
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一般部門 /第28回
No.100 /一般部門 /第28回
あかりアート大賞
ナイト・オン・ザ・ニュープラネット
大同大学中島研究室
- 審査員コメント
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異なる形の様々な台形が有機的な植物の生態系の風景にも見える。計画的な作業の中にも偶然的な出会いが表現されている。
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一般部門 /第27回
No.82 /一般部門 /第27回
あかりアート大賞
日々うつろう
野津 史花
- 審査員コメント
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美濃和紙と光の特徴をよく理解し、手作りの良さが出ている作品。和紙のミミの表現や、陰影のグラデーションが美しい。サンゴ礁のように一つの生命体の美しさがあり、命が宿っているような呼吸感が、暖かさと柔らかさに繋がっている。継ぎ目が見えないよう、毛羽立ちで面をうまくつないでいる。仕上げがきれいで、さりげないが精度の高さを感じる。
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一般部門 /第25回
No.228 /一般部門 /第25回
あかりアート大賞
ほのかに
須藤 真未
- 審査員コメント
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和紙そのままの魅力が生きた作品。しなやかさ、強さ、やわらかさ、透明感、ハリ、光源の入れ方によって色がちがい、くっついたりはなれたり、ランダムに和紙を立てることによって異なる陰影が出ている。
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一般部門 /第24回
No.148 /一般部門 /第24回
あかりアート大賞
群レ
In(拓殖大学)
- 審査員コメント
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文句なしの審査員全会一致で、大賞に選出された。
同じパーツが幾重にも重なり、平面と立体の面白さがある。和紙の特性が充分に生かされ、和紙同士の距離がうまく配置されることで、その陰影に広がりが与えられている。
規則的な中にも自然の揺らぎによる表情がみられ、モダンでありながら和の温かさが感じられる。
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一般部門 /第23回
No.100 /一般部門 /第23回
あかりアート大賞
幸せの香り~
天池 敦子
- 審査員コメント
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誰もが日常よく見かけるダンボール箱につめられた「桃」である。それが箱も中身も和紙で作られている。にもかかわらずタイトルには「香り」とあるのも楽しい。日常の一コマが突如全く予想もできない新しさを誕生させている。
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一般部門 /第22回
No.4 /一般部門 /第22回
あかりアート大賞
重ね六ツ目
関 博之
- 審査員コメント
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「面」の和紙を「線」にして繊細な籠目に再構成することによって、平面に戻すという表現が新鮮。シンプルに美濃和紙の美しさを、籠目の陰影によって強調している。
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一般部門 /第21回
No.82 /一般部門 /第21回
あかりアート大賞
折(おり)
和(拓殖大学)
- 審査員コメント
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平面の和紙が立体的に表現され不思議な陰影をつくり出している。個々に異なるかたまりは自然界の生き物のようにも見え、環境の一部のようにも見えて、和紙の肌合いや暖かさが伝わる作品である。
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一般部門 /第20回
No.250 /一般部門 /第20回
あかりアート大賞
白 白
福田 龍二(拓殖大学)
- 審査員コメント
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本来、強い線が強調される「折り」の手法だが、薄い和紙を揉み紙にすることで、ふくよかで柔らかな印象となり、和紙の特性が活きる作品の電球を白色にすることでモダンさが演出できている。
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一般部門 /第19回
No.343 /一般部門 /第19回
あかりアート大賞
連連つらら
藪 晶子
- 審査員コメント
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力強い造形と繊細なディテールの組み合わせがゼツミョウ。切ったり曲げたり折ったりできる和紙の特性を巧く生かしている。和紙独自の光のグラデーションも美しい。
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